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監督紹介

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我妻和樹(あがつま・かずき)
 

1985年宮城県白石市出身。

2004年に東北学院大学文学部史学科に入学。翌2005年3月より、東北歴史博物館と東北学院大学民俗学研究室の共同による宮城県本吉郡南三陸町戸倉地区波伝谷(はでんや)での民俗調査プロジェクトに参加。2008年3月の報告書「波伝谷の民俗―宮城県南三陸沿岸の村落における暮らしの諸相―」の完成とともに大学を卒業し、その後個人で波伝谷でのドキュメンタリー映画製作を開始する。
2011年3月11日の東日本大震災時には自身も現地で被災。その後震災までの3年間に撮影した240時間の映像を『波伝谷に生きる人びと』としてまとめ、2014年夏に宮城県沿岸部縦断上映会を開催。その後若手映画監督の登竜門として知られるぴあフィルムフェスティバルの「PFFアワード2014」にて日本映画ペンクラブ賞を受賞し、2015年以降全国の映画館にて公開。

その後震災後の続編に当たる『願いと揺らぎ』が完成し、アジア最大級のドキュメンタリー映画の祭典として知られる山形国際ドキュメンタリー映画祭の「インターナショナル・コンペティション2017」にて世界121の国と地域、1,146本の応募作品の中から最終選考の15本にノミネート。2018年以降全国の映画館にて公開。さらに南三陸3作目となる最新作『千古里の空とマドレーヌ』を2021年3月に発表。次世代映画ショーケースや山形国際ドキュメンタリー映画祭の「ともにある Cinema with Us 2021」に正式出品される。

現在は東京を拠点に映画製作を進める傍ら、みやぎシネマクラドル代表など、地元宮城の映像文化発展のための活動もしている。同会で震災10年を機に製作したオムニバス映画『10年後のまなざし』では​、4作品のうちの1つを担当。これらの長年の活動が高く評価され、2021年11月には令和3年度宮城県芸術選奨新人賞(メディア芸術部門)を受賞。

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船の上から波伝谷を撮影する我妻和樹監督

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